軟部外科(飼い主様向け)

機動性と専門性を兼ね備えた軟部外科

軟部外科(飼い主様向け)

機動性と専門性を兼ね備えた軟部外科

当科は、夜間救急の機動性と二次診療の専門性を活かした軟部外科サービスを目指しています。大学等の専門医と当院の救急医とが手を取り合い、ローテーションにより診療提供いたします。軟部外科疾患に苦悩する動物病院へのサポートを一層強化しています。定例日以外の緊急手術に関しては、随時ご相談ください。

夜間診療と二次診療の枠組み内で、動物たちの健康を守るために、皆様とともに成長し続けます。どのような小さな疑問や懸念も、ぜひお聞かせください。

イメージ

FLOW
ご予約の流れについて

【完全予約制】初診時はかかりつけ病院からの紹介のみとなります。

予約から診療までの手順

01

かかりつけ医と相談

飼い主様はかかりつけ医とご相談の上、当院の二次診療の受診を検討してください。

02

仮予約

かかりつけ医が当院へ仮予約を行います。
初診の日程調整は、かかりつけ医を通じて行います。
CT/MRI検査が必要な場合は、当院1階にあるキャミック城南様と別途調整が必要です。
*キャミック城南様は当院とは別会社です

03

本予約

相談の結果、予約が確定しましたら、かかりつけ医にメールで通知いたします。
予約日時や注意点が記載された案内用紙につきましては、かかりつけ医よりご確認ください。

04

診察

診察日は隔週火曜日です。

手術の有無は、かかりつけ医との事前連絡や当日の診察状況で決定します。
そのため、手術が別の日になる場合もありますのでご了承ください。

手術を行った場合、原則1泊の入院管理を行い、夜間は夜間救急と連携して管理します。

05

結果報告

診療内容は報告書として、かかりつけ医へメールで送付します。

06

継続治療

外来診療だけでなく、手術後も翌日以降はかかりつけの先生にて継続的な治療をお願いしております。

術式によっては数日間の入院が必要な場合もございますが、その際は報告書等にてご説明いたしますのでご安心ください。

OVERVIEW
診療の概要

診療科目

軟部外科

診療対象

犬・猫

軟部外科紹介例
  • 胸部(心膜切開、胸部腫瘤)
  • 腹部(胆嚢疾患、脾臓腫瘤、尿管疾患)
  • 会陰部、肛門(会陰尿道ろう、直腸プルスルー)etc.
  • *詳細は予約調整時にご相談ください
診療日・時間

定例日
隔週 第2・第4火曜日 10:00-18:00
(救急対応は要相談)


【カレンダーが表示されない場合】

こちらから直接ご確認ください。

【Safariで表示できない場合】

1. 別のブラウザを使用(例:Google Chrome)。
2. Safariの「サイト越えトラッキングを防ぐ」をオフ
(「設定」>「プライバシー」から変更)
※設定変更は自己責任でお願いします。

DOCTOR
医師紹介

獣医師、博士(獣医学)、FUSE holder〜
田村 啓タムラ ケイ

日本大学獣医外科学研究室卒業
東京農工大学 小金井動物救急医療センター 特任助教

学会発表
1. 田村 啓、石垣 久美子、堀切園 裕、天羽 隆男、飯塚 恵悟、南雲 隆弘、関 真美子、浅野 和之. 白血球増多症を伴う犬の原発性肺腺癌の2症例 第20回日本獣医がん学会, 2019.01.26-27. (大阪、日本)
2. Tamura, K., Ishigaki, K., Iizuka, K., Nagumo, T., Yoshida, O., Asano, K. Clinical features and cytokine profiles of dogs with cytokine-producing lung adenocarcinoma and leukocytosis. ESVONC annual congress 2019.5.23-25.
3. 田村 啓、藤幸 知子、森藤 可南子、飯塚 恵悟、佐藤 宏樹、浅野 和之、米田 美佐子、甲斐 智惠子. 犬の原発生肺腺癌細胞における腫瘍溶解性組み替え麻疹ウイルスの抗腫瘍効果 第78回日本癌学会学術総会, 201909.26-28.
4. Tamura, K., Terai K., Ishigaki, K., Yoshida O., Iizuka, K., Nagumo, T., Sakurai N., Asano, K. Glucoregulatory factors in canine hepatocellular carcinoma and leiomyosarcoma with nonislet cell tumor hypoglycemia (NICTH) ESVONC annual congress 2021.5.28-29.
5. 田村 啓、石垣 久美子、関 真美子、枝村 一弥、浅野 和之. 低血糖を随伴した犬の悪性腫瘍における糖調節因子の解析、第40回日本獣医師会学術年次大会、2022.11.09-11.




<論文>(一部抜粋)
1. Tamura K., Ishigaki, K., Yoshida, O., Sakurai, N., Heishima, T., Asano, K. (2024) Reconstruction surgery using polypropylene mesh after extensive resection of a costal osteosarcoma in a dog. Vet Med Sci. 10(2):e31389.
2. Tamura K., Fujiyuki T., Moritoh K., Akimoto H., Iizuka K., Sato H., Asano K., Yoneda M., Kai C. (2023) Anti-tumor activity of a recombinant measles virus against canine lung cancer cells. Scientific reports. 13(1)18168.
3. Tamura, K., Ishigaki, K., Yoshida, O., Kazuyuki, T., Sakurai, N., Heishima, T., Iizuka, K., Asano, K. (2022)
Glucoregulatory factors in canine hepatocellular carcinoma and leiomyosarcoma with non-islet cell tumour hypoglycaemia. Research in Veterinary Science. 152,640-646.
4. Tamura, K., Ishigaki, K., Yoshida, O., Kazuyuki, T., Sakurai, N., Heishima, T., Fujiyuki, T., Kai, C., Asano, K. (2022) Gene expression of Nectin-4 and its clinical significance in dogs with primary lung adenocarcinoma. Veterinary Medicine and Science. doi: 10.1002/vms3.895.
5. Tamura, K., Ishigaki, K., Iizuka, K., Nagumo, T., Yoshida, O., Asano, K. (2021) Neutrophilic leucocytosis induced by a granulocyte colony-stimulating factor and interleukin-6 in canine primary lung adenocarcinoma. Veterinary Medicine and Science. 8, 483-491. etc



<書籍>
1. 見てわかる小動物外科手技Ⅳ 泌尿器・生殖器 執筆
2. 小動物外科手技Ⅲ 肝胆道系・内分泌系・脾臓 執筆
3. 胸壁再建,SURGEON,執筆
4. プロがあやつる手術器具 鉗子,執筆
5.手術器具の基本操作 執筆

プロフィール画像

略歴

2014年4月 - 2021年3月 ペテモどうぶつ医療センター幕張新都心 勤務医
2017年4月-2022年3月 日本大学生物資源科学部獣医学科 獣医外科学研究室博士課程修了
2023年4月-現在 東京農工大学小金井動物救急医療センター 特任助教
整形外科 軟部外科 皮膚科 呼吸器科