“共に技術を高める、救急病院との連携で透析の未来を創る”
急性腎障害で苦しむ命に新たな手を差し伸べられるよう、私たちがサポートします。適応症例は『急性腎障害(AKI)』のみではありますが、かかりつけ病院様にて一般的な内科療法を実施していただくも治療反応が乏しい状況に対し、当院にて透析療法による新たな治療プランをご提案いたします。
FLOW
ご予約の流れについて
予約から診療までの手順
仮予約
予約フォームよりお申し込みください。当院のスタッフが送信された内容を確認後、詳細な確認や予約日の決定の為に電話を差し上げます。
本予約
予約が確定した後、当院から送信されるメールをご確認いただき、添付されたファイルを印刷して飼い主様にお渡しください。
初期診療
透析に向けた事前準備として検査や内科治療を提供します。
透析適応の再確認
透析担当者が透析適応を再確認し、詳細を説明します。
透析開始と初期期間
適応判断後、全身麻酔または鎮静の下で右頭静脈にカテーテルを設置し、透析を開始します。最初の3日間は毎日透析を行い、その期間は入院が必要となります。
透析の続行
初期透析後、病状の改善を確認しながら、目安として約2週間にわたり透析を続けます。
予約方法についてご不明な点がございましたら、03-5760-1212までお問い合わせください。
OVERVIEW
診療の概要
- 診療科目
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血液透析科
- 診療対象
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犬・猫
- 血液透析療法とは
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血液透析とは、人工透析の一種で、腎機能が低下した際に、腎の役割を部分的に代替する治療法です。体外循環を用いて、血液中の老廃物や毒素を取り除くことが可能となります。
- 適応症例について
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当院では、透析療法は腎性の急性腎障害(AKI)に対してのみ適用されます。慢性腎臓病は透析の適応範囲外となります。他の病態についても、透析が適応外となることがあります。
- AKIになりうる病態
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- 腎盂腎炎
- レプトスピラ症
- 敗血症
- 中毒(例:エチレングリコール、ユリ、ぶどう、NSAIDsなど)
- 透析を検討される際の目安
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- 内科治療に反応しない尿減少症、無尿症
- 明確な尿毒症症状
- 治療抵抗性の高カリウム血症
- 重度の代謝性アシドーシス
- 中毒物質や腎毒性物質の摂取